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[Values] 無電源・低価格なのに上質な書味のStylus。Adonit Jot Pro 2.0

2016·08·11


Stylusのある生活

今宵の月はどうでしょう。こんばんは、@CreatorQsFです。
ここ十年ほどで大きくテクノロジーの在り方を変えてしまった会社、Apple。そのAppleが初代iPhoneを発表した、かの有名なプレゼンを見たことがある人は多いのではないでしょうか。
その際、Jobs氏が言っていた有名な言葉に、「Who wants a stylus?」とStylusを一蹴りしたことは有名です。
あれからもう9年が経ち、時代は大きく変わりました。ネットではAppleがiPad ProとApple Pencilを発表したことでStylusだのこれはPencilでStylusじゃないのと一時騒然としました。
ではなぜ、いまさらこの嫌われたStylusを私は買ったのでしょうか。そこに価値はあるのでしょうか。

結論から言うと、価値がありました。Stylusはいまだ健在です。
それを証明してくれるのが、この「Adonit Jot Pro 2.0」です。すでに発売から一年と6ヶ月(2016/07/08現在)が経っていて、今更感がある商品ですが、根強い人気度の理由はよくわかりました。

Adonit Jot Pro 2.0 ペン部分のロゴ

ちなみに私はこの商品を2016/06/17に手に入れています。ざっと2ヶ月弱時点でのレビューになっております。

Stylusを買ったきっかけ

Stylusを買ったのは、他でもないiPad ProとApple Pencilが欲しかったからです。じゃあ買えばいいじゃないと言われればそこまでなんですが、合わせて約10万、とてもじゃないけれど学生には手が届きません。
ちなみにそうだそうだと思ったそこのあなた、分割とはいえiPhoneは約10万する商品です。大切に扱ってあげてください。そして親の支払いならば、感謝して使ってください。
というのも、僕が行く学校で実際にこのふたつを買った友だちがいまして、触ってみたらこれはすごいと思いまして。勉強にDesignに、もうMacを買っている場合じゃない、これからはChromebookとiPadだとまで私に思わせる商品でした。
そこでなんとか今の環境でこれが実現できないかと模索した結果、現れたのがJot Pro 2.0の存在なのです。ちなみに機能が殆ど変わらないのに1.0を買わなかった理由は、Amazonで2000円以上だと送料無料で(私はプライム会員ではないんです)、微妙にそっちが足りなかった、というお話です。なのでそこの比較はできません。しかし2.0と1.0の違いはダンパーが付いているかどうかのようなので、僕は2.0を買ったほうがいいと思います。

それでは開封していきましょうか。

開封 兼 レビュー

ペンとしてBuild qualityがとても高いだけあって、箱もとても質感高いものに仕上がっています。

真上から見るとこんな感じ。

Jot Pro 2.0の箱の真上から見た写真

斜め撮りするとこんな感じ(ただ見せたいだけ)

Jot Pro 2.0の箱を斜めから見た写真

商品としてはAppleのiPhoneの箱以降、基本的に大きく製品の写真を載せたりが流行っていますから、そういう感じのパッケージではあります。ちなみに大きさ的には片手サイズで全然小さいです。
製品の説明書らしきものは全く入っていないです。


ペンが入っている台座? はこんな感じになっています。写真のアングル的にちょっと見づらくて申し訳ないです。

Jot Pro ペンの台座 斜めからの写真

真上から見るとこんな感じです。真ん中の紐らしきものはただの紙テープです。

Jot Pro ペンの台座 真上からの写真

実はかなり硬い台に入っています。
取り出しにくいかというとそうではなくて、きちんと角度がついていて真ん中で折れている形状になっているのでよく考えられたケースであるなと思いました。
余談ですが、箱が良い物がいい製品というわけではないとか、いわゆる箱どうでもいい意見があります。たしかに箱が悪くても良い商品はたっくさんありますが、箱がいい製品は良い物が比較的多いです。買って失敗しないといいますか。
たとえば、NECのモバイルルーターは箱が少し微妙で、製品もちょっと物足りなかったです。
逆にChromebook HP 11は箱からして(材質は紙っぽいんですが)かなり凝った作りで非常に良く、やはり製品も良かったです。
私は、商品にそこまで思い入れがなく間違った買い物をしたくないならば箱で選ぶという選択肢はありかなと思います。


ダンボーくんが持つとこんな感じ。

ダンボーくんがJot Pro持った写真

ちなみにこいつが立って支えられるほど軽い製品ではなかったです。重厚感といいますか、結構ずっしり目のペンです。その分質感は抜群でした。
ペン先も特に自立することはないので、基本的に横置きですね。
この写真を撮る時の裏話ではあるのですが、場所がどうも少しだけ傾いているようで、結構転がるんです。思ったよりも転がりました^^;
だからどうした、といいますと、別に撮れたので良いんですがApple Pencilのような転がり防止策(ペンの片側だけ重量が重いとか)的なものはありません。無くさないように気をつけて使ってください。


そして多くの方が気になるであろうペン先です。

Jot Pro 2.0 ペン先

よくディスクタイプとか言われたりするんですかね? ペン先にディスクが付いているものです。
昔私はこれを見たときに「なにこれ書きにくそう」と一蹴りしたのをよく覚えています。
でもですね、今考えるとこれはかなり頭のいい開発です。
いかに、

かに挑戦した苦心の賜物なのかもしれません。
特に透明のディスクはきちんとペン先が見えるので、先がラバーチックな太いものよりかなり書きやすいです。
もちろん先は固まっていないので、くねくねと動きます。角度的にはペンを紙に対して30°くらいまで倒せる感じでしょうか。
その分、筆圧感知や傾き検知はありません。しかし十分と思います。
しいて言いますと、ペン先が交換可能になっているのと引き換えに、一度取り外してしまうと結構簡単に外れるようになってしまう…のかもしれなくて(ごめんなさい、しっかりとした検証は行えませんでした…^^;)、ペンを布か何かに引っ掛けるとすぐに取れてしまいます
私はこれまでに、

になくしかけました(きちんと見つかりましたが)。
じゃあ普段はどうして保存するかといいますと、それは次のセクションで。


ペンのキャップに関して。
このペンは先程申し上げたとおり、ディスク式なので外れてしまいます。そこできちんとキャップが付属しております。

予め申しておきますと、私はこのキャップの仕組みに少し不満があります。

Jot Pro 2.0 ペン キャップ ペン先側

このように、なんと、ネジ式なのです。
理由はよくわかりません^^;。
普通にキャップ式にしてくれると便利なのですが、ネジ式なのでいちいちしまったりするのが少しだけ面倒です。でもやりづらいわけではなくかなりスムーズで締め心地も良いので、この手のものの中ではかなりやりやすい部類でしょう。
そうそう、1つ面白いのが、このキャップ部分になぜか防水パッキンのような物がついているんです。 理由はこれまたよくわかりませんでした。

Jot Pro 2.0 ペン キャップ 反対側

これがペン先と反対側、つまりおしりの方。

Jot Pro 2.0 ペン キャップ 反対側にはめてみたところ

後ろ側にはめるとこんな感じになります、ってなんのことかよくわかりませんね^^;
ちなみにこの写真だと最後まで閉まっていないです。ちゃんと閉めると隙間はぴっちり埋まります。


これでとった写真は以上です。

総評

先ほどの開封兼レビューの中で申し上げたとおり、

でございます。一本持っていてかなり満足できるペンかと思います。

微妙な点として、

ことが挙げられます。

ほかに、この手のStylusとしての注意点としてですが、

です。そういったことに使用したいならば、ぜひともJot touchJot scriptといった製品の利用をおすすめします。こういった製品との違いは、電池式、充電式かそうでないかです。充電式だったり電池式のものは自己静電発生タイプといいまして、ペン先が細くてもなめらかに描けるのが特徴です。
私はなぜこういったペンだとパームリジェクションが可能になるのか、はよくわかりませんでした。(憶測ですとタッチする領域面積の検知みたいな仕組みですかな…。Bluetoothで接続中は指で操作できない、とかそれは困りますしね)

また、購入する際の注意点として、ペン先のディスクを数枚(リンクは三個入り。Amazonのコメントでは使用できない型のペンの報告もあるので注意してください。)、余裕があるなら買っておいても損はないと思います。あるとないでは心の安心感が全く違います。


買うか買わないかといえば、私は小さいのでバッグに1つ入れておいていいものだと思います。
Apple Pencilをお持ちの方でも、今現在はそちらはiPhoneでは使用できないですし、とてもよい一品でした。

以上、Adonit Jot Pro 2.0のValuesレビューでした。

おわり