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なぜ私はApple Musicを受け入れたのか?

2016·03·29


今宵の月はどうでしょう。こんばんは、@CreatorQsFです。
突然ですが、昨今の音楽ストリーミングについて思うこと | de-liKeRで見事に酷評していたストリーミング系の音楽配信サービスですが、私は今後AppleMusicを使い続けることに決めました。
自分なりの葛藤はすごくありました。ですがそれ以上に、使ってみて初めてわかる、音楽を大切にできる自分に気づいたので、もう怖くないので、使うことに決めました。
(ちなみに本当にどうでもいいですがこの記事は構想から書き上げるのに数日を要しています。


なぜApple Music? 筆者の愛するGoogleのGoogle Play Musicではダメなのか?

これは自分の生活にはGPMがあっているということは重々承知の上での決定です。
私は発売日にわざわざ立川まで行きChromecast(最近はGoogle Castへと名称変更しているように感じますが) Audioを買うような人間です。それならGoogle Play Musicならどんな端末からでもきけるし、どんな端末でもAudioへと飛ばせるわけです。Apple Musicを使うという選択は、それらをすべて捨て去る(またはそのためにNexus 5Xを買う)ような行為だということです。
それでも、わたしはApple Musicを選択しました。

これはBeats 1による功績がすごく大きいです。
もともとわたしがApple Musicを使ってみようと考えられるようになったのはBeats 1のおかげです。このWorld wide, always on.のラジオは私に多大な感激をあたえました。
それまでは昨今の音楽ストリーミングについて思うこと | de-liKeRでも言うように、

そういう理由から、この手のサービスを否定しておりました。特にラジオなんて以ての外です!!これはアーティストへの冒涜なんじゃないかとまで考えるようになっていました。

しかし、私の大きな誤算は思いもよらない所にありました。これらの意見は、流れる曲が気に入らないという前提の上に座っていたのです。
つまり、流れる曲が気に入る曲で、素敵なら、そのアーティストをもっと知りたくなって、アルバムを探しに行って聞く、そういうことですね。というか私は、この探すという行為自体も馬鹿にしていました。
YouTubeがあるからただの出会いに980円書けるのはもったいない? いまとなっては私はその意見こそがアーティストへの冒涜だと思います。

Apple Musicはその点で素晴らしかったです。Beats 1を聞き流していて、ふと気づいていい曲だなと思ったら、すぐにその曲へと飛べる仕組みを持っていたのです

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こんな感じに。素晴らしい。ただ実はこの記事自体はGPMを無料期間も試さないで書いている記事ですので、もしかしたら同じようなことがGPMでも可能かもしれません。しかし、それはBeats 1であることに意味があるのです。Beats 1というほんとに魂のこもったラジオだからこそ、この機能が光るのです。
また、Beats 1はよく再放送、というか、同じ曲を複数回かけたりします。そのために取りこぼしがあっても、聞き流していても、又会える確率が高いのです。そういうところはいいなぁとおもいます。もしかしたらただのラジオ的な問題なのかもしれませんがw。

でも、それだけじゃあやっぱり、アーティストと真正面から向き合うなんていうばかみたいな意見を本気で言う私みたいな人間は受け入れることすらせず跳ね飛ばしたままだったでしょう。Apple Musicのすごさはここにあると感じています。

その凄さとは。ずばりプレイリストとFor Youですね。

風の噂によれば、このプレイリストはAppleの厳選した音楽を愛する人が作るらしいですね。ほんとに、優れています。そしてFor You。この2つは、お金を払う価値があると感じています。
YouTubeがあるから980円がもったいないなんていう言葉は、この素晴らしい力によって打ち砕かれました。Apple MusicのサイトのAppleのメニューの1つに、「見つける」が入っているのは今思えば非常に納得です。
もしかしたらこういったサービスを使っていた人からすれば何を今更、なことなのかも知れません。しかし自分こそきちんとものを見れて、自分の世界を広げられると信じているような人間には、このAppleの提供する、見つけるという機能は自らのFrameworkの破壊を伴う驚きとなって迎え入れられるのです。

それにほんっっっとに、ちょびっとついて来る感じで、iTunesの多くのアクセスが可能という項目があるのです。

非常に残念なのは、Owl Cityやthe Beatlesといった超ポピュラーな洋楽チームがいるのにたいして、日本はPerfumeやBUMP OF CHICKENといったグループを取り込めてないことです。SEKAI NO OWARIもそうですね。
というより、私は半信半疑で始めた当初はなぜsakanacionの山口さんがokしたのか、aoki takamasaさんのものがあるのか不思議でした。いまでは彼等は非常に先を見た、やはり未来の曲を先導していく方たちなのだなと納得しております。
reflectを聴くと、そんな気がしてきますね。
ちなみに私が常々申している山口さんのようになりたいという、山口さんとは、このサカナクションの山口さんであります。

Beats 1、聞いたことのない方は正直損していると思います。またAppleがこれだけ質の高いものを無料で流しているのも納得できます。音楽を見つける時代が、変わろうとしています。音楽は図書館と同じ有機体です。
私はその方向性が間違った方向で、そこでは私の気に入らない世界があるものと勘違いしていました。そういう人をきちんと導いてくれるBeats 1は最高です。

だから、私はそんなBeats 1を提供してくれたApple Musicを聞き続けることに決めたのです。


使ってみてわかる、Apple Musicの光る部分

と、だいたいGPMではない理由を合わせてApple Musicを定期でとる理由を書きました。ここからはApple Musicのさらなる魅力を書きます。


デザイン

何しろ、デザインにおいてAppleは超一流ですね。Androidでここまでのレベルのものを仕上げてくるとは正直思っていませんでした。Material DesignをつくったGoogleよりも、Material Designのコンセプトをよく理解して、アプリが作られている気さえしてしまいます。

Androidって、Material Designを採用する前はほんとにひどいDesignで、やっとMarshmallowで日本語にNoto Sans JPを採用して落ち着いたなという印象でした。でも美しいというより、楽しい、です。
Designの話に話が置き換わってしまうのは恐縮ですが、あまりに重いアニメーションはどうも嫌われてしまう側面も持ち合わせているようで、ちょっと私はアニメーションによって脳の理解を助けるというのは懐疑的でありました。
それもAppleはくみとっているようで、非常に抑えられていながらもAndroidへ準拠し、そして美しいインターフェースを提供しています。
その完成度の高さは、さすがAppleを言わずを得ないなぁと、日々感じながら使っております。

あ、いい忘れておりました。私は以前まではiPhone 5sを使用していましたが、最近Nexus 5Xに切り替えました。なのでこういう感想が多くなるわけです。

My Musicの強さ

じつは最近まで自分のiTunes Libraryが壊されるのが嫌でMacはApple Musicへ統合していませんでした。ですがあまりにももったいないと思い、バックアップを取りつつ統合してみました。するとこれ、iTunes Libraryの曲が全部Apple Musicへ上がって聞けるように成るんですね。ここのファイルタイプへの対応はGPMより多い気がして、とてもそこはいいなぁと思いました。
そうなると残念ながらAppleに考慮はしてもらえませんが、BUMPやsakanactionのApple Musicにはない曲も自分で聞けるようになって嬉しい日々です。

あとiTunesで買った曲もここに出てくるのはいいですね。ただここで1つ疑問があって、Appleの枠からNexusへ移行したのは良いんですが、iTunesってAndroidへの提供がないんですよね…。これはどうしたものか。

Appleさん、Apple MusicついでにPodcastとiTunes、出していただけませんかねぇ。

自分は使えないけれども、SDカードのサポート

まぁNexusだとしかたがないのですが、iPhoneには頑なにつけてこなかったSDの対応をAndroidでは行う当たりきちんとAndroidの思想を大事にする会社だなぁと思いました。というか、作りての想いをよく汲み取る会社なのかもしれません。まぁいろいろな日本の企業とのいざこざがあって少し残念感はありますが、Material DesignをわざわざiOSへ持ち込んでしまうGoogleよりはそういうところあるなぁと感じました。まぁそれはそれで良さがあるので私は批判はしていません。

検索が曖昧でいい

Appleって、いままでGoogle検索と違って、App Storeでもそうなんですが、きちんと名前を入れてあげないと欲しいものが出てこない印象があるんです。

ですが、Apple Musicの検索は寂しいとかで調べても、ちゃんと素晴らしいプレイリストが検索に引っかかってくれて、たとえばこのssではビートルズが引っかかっていますね。

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良い。こういう工夫は素晴らしいと思うのです。まぁGoogleはもっと上をいっているのかもしれませんが、僕はこういうところ、嫌いじゃないです。

Nexus 5XがあればChromecast Audioで流せる

言葉通りです。一番初めに悪い点として上げました(せっかく作りての想いを組むならこういうところまでやってほしい…)、悪い点はNexus 5Xなどを使うことで解決します。
メニューからキャストで、画面をキャストするかのようにAudioを選ぶとNexusの音がそのまま送られるので、聞けるようになります。でもこれ、Chromecastの仕組みとはちょっと離れていて違うなぁと思いなあがら使っています。こいつの利点は、それ自体がそのデータをネットから引っ張ってくることなんです

あと、Nexus 7などのタブレットへの対応は早くやって欲しいですね…。


まとめ

Apple Music、そういうわけで、Beats 1のおかげですごく好きになりました。これからも継続して使っていきます。ありがとうApple。いつかまたiPhoneにもどってみせるよ。

あ、Nexus 5Xの開封とかはまた後日。

おわり